個人情報漏えい事例|県委託業者の不正アクセスにより受けた二次被害の詳細

富山県のサイトはコチラ

 

不正アクセスによる二次被害の概要

2023年9月15日、富山県(以下、同県)は県委託業務受託者のシステムに不正アクセスがあったと発表しました。この不正アクセスにより、44人分の個人情報が盗まれるという情報漏洩事件が発生しました。

富山県より引用:県委託業務受託者のホームページへの不正アクセスによる情報漏洩について

 

不正アクセスによる二次被害の詳細

同県の発表によると被害を受けた委託業務受託者は「まちのなりわい継業モデル事業」及び「商店街プロフェッショナル体験モデル事業」を担当している株式会社仕事旅行社であり、2023年9月15日に発表された不正アクセスにより個人情報として氏名、生年月日、性別、職業、学校名、住所、電話番号、メールアドレスなどに加え、同県が保有する一部企業情報が漏えいしたと確認されました。

 

今度の対応

原因究明については、セキュリティ専門企業の助けを借りて決定的な線に進んでいます。一方で、県は委託事業者に対し、随時、対応状況等を確認しながら原因究明や二次被害防止等の対策を求めています。また、同県は被害を受けた「まちのなりわい継業モデル事業」の参加者募集について、安全性を確保した仕組みを新たに導入し、受託業者のホームページとは別のシステムを利用し、再開を予定しています。 

なお、今後、この事件に関する情報は、同県の担当部署である商工労働部地域産業支援課から発表されます。

【この記事と関連する記事はコチラ】

企業の不正アクセス事例|株式会社仕事旅行社がデータ消去の被害にあった原因